ネットワーク入門

スーパーネッティングとは

スーパーネッティングは、ネットワーク部とホスト部の境界を可変にするCIDR(Classless Inter Domain Routing。サイダーと読む)と呼ばれる技術を利用して、複数のIPサブネットを合体して、一つの大きなIPサブネットを構築する方法です。

例えば、ホスト数が500のネットワークにおいて、クラスBのIPアドレスを使用すると、クラスBでは1つのIPサブネットで65,534台分のIPアドレスが用意されているので、65,004台(=65,534台-500台)分のIPアドレスが無駄になってしまいます。そこで、スーパーネッティングを使って、IPアドレスが連続したクラスCの二つのIPサブネットを合わせて1つのより大きなIPサブネットを作ると、510台分のIPアドレスをホストに割り当てることが可能になります(ここで、IPサブネットの先頭と末尾のIPアドレスはあらかじめ予約されていることに注意)。

スーパーネッティングは、主にインターネット上のルータで、負担軽減のために用いられています。


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