ネットワーク入門

DNSとは

ARPAnetの初期の頃は、HOSTS.TXTというテキストファイルを書き換えることによって、名前解決を実現していました。HOSTS.TXTには、ホスト名とIPアドレスの対応表が記述されています。スタンフォード国際研究所で一元的に管理され、FTPサーバにアップロードされました。ARPAnetに接続するホストは、このファイルをダウンロードして、データベースとして参照しました。

しかし、ARPAnetの規模が大きくなるにつれて、HOSTS.TXTの書き換え頻度が急増し、管理作業に困難が生じるようになり、この方法での名前解決は不可能になりました。

そこで考え出された新しい方法がDNS(Domain Name System)です。DNSは、ドメインという概念の導入、DNSデータベースの分散管理、クライアント・サーバ方式の採用により、HOSTS.TXTの問題点を解消しました。


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