ネットワーク入門

ネームサーバとは

DNSデータベースは、全世界にある無数のDNSサーバによって分散管理されています。このDNSサーバのことをネームサーバと呼びます。ネームサーバが管理しているドメインの範囲をゾーンといいます。また、各ネームサーバが持っているDNSデータベースは通常テキストファイルで、このファイルのことをゾーンファイルといいます。

通常、ネームサーバは一つのゾーンに二台以上設置されています。登録作業が行われるネームサーバをプライマリ(あるいはマスター)ネームサーバといい、バックアップとなるネームサーバをセカンダリ(あるいはスレーブ)ネームサーバといいます。

名前解決を行う際、クライアントとなるホストはネームサーバに対して問い合わせを行います。ネームサーバに名前解決の問い合わせを行うクライアント側のプログラムをリゾルバといいます。ネームサーバへの問い合わせにはUDP、ポート番号53が使われます。

ネームサーバに問い合わせを行うときは、あらかじめ登録されている、自分のソーンのネームサーバに問い合わせを行います。ネームサーバは、まず自分のもつDNSデータベースを参照します。自己解決ができないことがわかると、ルートのネームサーバに問い合わせを行います。あとは、順にツリー構造の下位のネームサーバに問い合わせを繰り返します。


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